2009年10月20日 (火)

10.11 黒沢健一@広島クラブクアトロ

今回のツアーはピアノと歌とギターだけのアンプラグドスタイル。

2年前くらいからやっていた形式なのですが、縁が無くて行けていなかったので今回が初です。ちなみに広島クアトロに行くのも初。

この日は中学時代から共にL⇔Rファンをやっているナカオ君(広島在住)と一緒だったのですが、とあるハプニングがありました。並んで待っているとメールが僕の携帯に来まして、「今から広島で健一行くんだ」と。送信元はこれまた中学からの友人で、年に数度メールをやり取りするくらい疎遠になってしまっていたブツハラ君(大阪在住)。すぐに電話をかけて合流しましたが、ホント縁とは異なものだなあと感心しました。ちなみに僕と彼は顔をあわせるのはかれこれ5年ぶりくらいになってしまうのではないでしょうか、ナカオ君とは10年近くぶりだったそうです。

さて、ライブの話に戻ります。客の入りは少なく、200居るか居ないか程度。連休の中日だというのに寂しい限りですが、まあ今回のツアーは関西圏はかなりばらけそうな感じでもあったので仕方ないかなと。

ライブは選曲が神懸かっていたというしかないでしょう。love is real、equinox、keep the circle turning …

もう二度と生で聞ける機会なんて訪れないかもと思っていた曲ばかりでした。

そして「前に広島に来た時もやった曲」と前置きしてやった、……前に来たのってダウトツアーの時じゃね?12年前の……アイネクライネナハトミュージック、GAMEなど。特にアイネクライネ~は黒沢曲の中で一番スキまである曲なので感慨もひとしおでした。

後半ライブは盛り上げモードに入っていたのですが、椅子が有る所為か皆どうノッていいかわかんなくて辛そうでしたね。コール&レスポンスも小さめ。

アンコールでは方舟、ノッキン~、wondering(!)をやって終了。客電は点いたけどアナウンスはまだな状態。

ここまでの客の反応から、ここでダブルアンコールは相当気合入れないと出てきてくれないと思い、頑張りましたよ。ダブルアンコールではこの日一番美しかった、ブライアンウィルソンのGOD ONLY KNOWS が披露されました。

で、個人的には満足なんだけども、いつもライブで不満なことがあります。アンコールの拍手、あるいは声援なんですけど、しねえ奴は出てけマジで。客電おちたままだからって、高を括って雑談とかしてる奴に残る権利は無いと僕は思います。単純に周りで見てて不愉快だしね。お客様気分でいていいのは本編までだよ、そっから先はこっちも一緒に盛り上げるつもりじゃないとダメでしょう。まあアンコールをメニューに組み込んだようなセット作りが多いのも問題があるかもしれないけど…、それでもこの日は僕とかその他真ん中の方で盛り上がってた方々の熱心な求めがなければ最後の一曲は聞けなかったと確信しているので尚更そう思います。

次回は抽選あたれば12月東京。時期的にあの曲が聴けるかもしれない…東京だとファンも多いから盛り上がりやすいしね、是非行きたいです!

2009年10月 1日 (木)

LIVE Focus 2009/黒沢健一

41yg2bnczthl_ss500_ ライブの映像作品はキャリア初か、と思ったらモーターワークスがあったわけだけども、実はエルアール時代の楽曲のライブ映像は初?(クリップ集とかにボーナスで1曲とかはあったかもだが)

今年春に行われたFocusツアーの追加公演を全曲収録した作品になります。

MIXの所為なのかいまいち音にパンチが無い気がするのですが、とりあえず信者目線で言わせて貰うと、ライブDVDが出たってだけでも滂沱なわけです。

何年前だったかなあ…、エルアールのDVDBOXが出るとか言う話だけでていつの間にかなくなってたんだよねえ。

そういうことを思うと、自分が行った(この公演ではないけど)ライブを追体験するのに、音質の良し悪しは二の次になってしまいますね。更に、僕の行った仙台では見られなかった、「I LOVE TO JAM」も収録ということで、感無量です。地方公演も勿論素晴らしいんですが、ツアーファイナルとかみたいなスぺシャルなものはやっぱりあんまり期待できないしなあ。

確かノッキンとジャム両方やったのはツアーファイナルの大阪と追加の渋谷だけだったっけ?

そしてこのDVDでテンションを高めて、もうすぐ秋のアコースティックツアーです。僕は11日の広島に行きます。

上記の理由からも、12月の追加公演(東京)もぜひ行きたいと思ってるんだけど、チケット取れるかしら…

2009年8月17日 (月)

snowflake midnight/MERCURY REV

41iojkbwoll_ss500_ サマソニであのライブ見ちゃったらもう買うしかないですよね。

現在のところマーキュリーレヴの最新作です。

時系列順に聞いているわけではないので、エレクトロニカを導入して云々というのはどうでもいいんですが、耳を捉えたのはまずその表現の細やかさ。

どちらかというと大作指向的というか、まあ大仰な曲が多いバンドだと思うんですが、その実凄く細かいところに気を遣っている印象。

それが凄く顕著なのが、一曲め、「snowflake in a hot world」。タイトルからして、「熱い世界の中の雪の結晶」という、儚くて美しい一瞬を捉えることを意識している曲です。曲のブレイクと共に時間すら止まってしまうような気分になりました。

個人的ハイライトといいますか、盛り上がってしまうのはやっぱり、「senses on fire」ですね。

初体験の衝撃というのは忘れがたいものです。サマソニのときのラスト曲だったんですよね。

2009年8月 8日 (土)

8.7 SUMMER SONIC 09

自分の中であったかいうちに感想を。

まず友人と西船橋で待ち合わせたのですが、あの辺の渋滞舐めてたわ。ラスト3キロ進むのに30分かかるとか…。結局当初の予定を1時間半くらいオーバーして合流、とりあえずギリギリ間に合うかな、ってとこ。

school of seven bells

音的にはシューゲイザーっぽい感じ。元シークレットマシーンズのギターってことで期待してたんだけど、ちょっと微妙かな。音が悪かったというのもありますが。

kyte

期待してたんだけど、外されちゃった感じ。シガーロスあたりを引き合いに出して語られることが多いバンドだけど、スケールが全然違うわな。まあ、まだ20歳そこそこのバンドにそこまで期待するのも酷だと思うんで、そこは仕方ないけど、とりあえず10月の単独は行かないな、と。

65 days of static

僕はあまりに眠かったんで後ろでゴロゴロしながら聞いてたんだけど、前のほうではかなり盛り上がってたみたい。しまった、休憩のタイミング間違えたかと思ったけど、冷たい床の魔力には抗えず、寝ながら楽しませてもらいました。ハイパーなテンションでの演奏が売りっぽいんで、元気な時にまた見たいな、と思いました。

mercury rev

メシ食べに行って戻ってきたらもう始まってて、完全にぶっ飛ばされました。また休憩タイミングミスったわ。

僕的ベストアクトでした。

ラストの前の曲とか、自然にこみ上げるものがあって、勝手に手が上がってました。

客数が思ったより少なかった以外は、もうケチのつけようが無いライブだったと思います。単独来たら絶対行きます!

mew

最初の一音が鳴った瞬間に完全に彼等の空間になりました。この構築力は素晴らしい。

新曲を3曲も配置するという挑戦的なセットリストながらも、ヨーナスのあの声と、最後を「conforting sounds」で〆ればオールOKだろ!という反則的な手を持っているので、安定感は抜群でした。

演奏としては、過渡期な印象。新譜の曲と既存曲の同居に少しまだ違和感がありました。映像に関しても、もう彼等には必要ないんじゃないかなあ、とも。ただ、新譜の曲の演奏を聴く限り、ココを突き詰めていけば、他の追随を許さないバンドになれるんじゃないだろうか、と思いました。

あと、他のメンバーは黒を基調にしたカッコで格好よかったのに、ボーだけなんで普通のおっさんみたいなカッコだったんだろ…

she spider

新曲

新曲

am I wry no

156

white lips kissed

special

zoo keepers boy

新曲

snow brigade

conforting sounds

みたいな感じだったかな。

mercury revでも感じたことですが、こういう音環境が最良ではない場において、ボーカルが強いというのは最高のアドバンテージになるんだなと思いました。

mogwai

音がめちゃくちゃ良かった。

轟音パートの神々しさも流石なのですが、誤解を恐れずあえて言うと、表現という点においては、かつて「パクリ」とか評されていたMONOに大きく離されてしまったかな、と感じました。フェス向きなのはモグワイだと思うけど、そういうマス受けする部分が「ロック」という枷から逃れられない一因にもなっているのではないかと。

なんというか、もっともっと客を突き放してもいいと思う。それが許されるバンドだとも。

aphex twin

疲労困憊のため、最初15分くらい見て退場。世界観としては凄く興味があったし、実際ラストの方は凄かったそうなので惜しいことをしたといえばそうなのですが、体力なしの身としてはフェスのトリでコレは辛い。

予備知識とかも全然無かったので、今度音源を聞いてみたいと思います。

その他

インフラに関しては、流石都市型フェスというところで、ほとんどストレスを感じませんでした。

ただ、最初に買ったジュースが、市販のジュースを市販の炭酸水で割っただけ、しかも温い上に炭酸が抜けている、で400円といういくらお祭り価格でも限度あんだろ、といったものだったのには閉口でしたが。これに比べると、昼飯にしたサイコロステーキ丼600円はかなり良心的、というか格安だったね、美味かったし。

んで、自分的教訓としては、あんまり見たいバンド多くない方が楽しめるかな、と。

体力にも限界あるし、フードも魅力的なのが多いし、買い物ももっと楽しみたかったし、ということで、タイムテーブルをライブでガチガチにしない方が余裕を持って楽しめるんじゃないかな、と。体力ないオッサンの意見ですけどね、元気な若者は会場じゅうを駆け回って満喫してください、てとこで。

来年も、行ければ嬉しいね。

2009年5月17日 (日)

5.16 raidworld festival 09 @恵比寿 liquid room

今年も行ってきました、ポストロックの祭典(なんて陳腐な言い方!)レイドワールドフェスティバル。

一番手は今回もworld's end girlfriend。

この日はギター×2、ドラム×2、サックス、という編成。明らかにコントロール下なはずなんだけど、それでも即興かと思ってしまうような混沌。

今自分が体験しているものが夢なのか現実なのか判らないという気持ちにさせられるのは、このグループ特有のものです。

2番手にはLITE。

名前は何度か聞いたことがあったのですが、曲を聴くのははじめて。

技能はとても高いバンドで、魅力的なのですが、それだけに見世物っぽくなってる部分はあったかと思います。WEGと順番逆ならもっと好きになれたかも。

3番にはPELICAN。

地を這うような重低音がひたすら内蔵を殴り続ける1時間。正直あまり好みではなかったのですが、最後に鳴らされた爆発のような轟音には、ついつい立ち上がってしまいました。

そしてトリにはMONO。

もう別格としか言い様が無いバンドになってしまいました。

信じられない程の音量でありながらも一切の不快を感じさせない轟音、観客の呼吸すら止めさせる細緻のアルペジオ…、どこをとっても文句の付け所がありませんでした。

更に、この日のMONOには余裕すら感じさせる深みも備わっていました。

このバンドが、こんな小さなライブハウスで見られることを僕らはもっと感謝するべきだと思います。

頼むから来年もやってください。

2009年5月 8日 (金)

Microcastle/Deerhunter

51kiuebybsl_ss400_ なんでも最近話題だそうなので、ミーハー気味に買ってみました。

車の中でずっとかけてるのですが、凄く不思議な印象。

70年代から00年代まで、いつのバンドって言われても納得できるような気がするし、その音楽も、ディープでドロッドロなところまで沈み込んでいったかと思えば、ポップでダンサブルなメロディを携えて戻ってきたり戻ってこなかったり。

正に変幻自在といったところでしょうか。

どうも来日あるみたいだし、チェックしてみるべきか?

2009年4月10日 (金)

Hymn to the Immortal Wind/MONO

51kofobq9ul_ss500_ ちょっとこれ尋常じゃないですよ。

7曲70分、例えばDVDで何か映画を見る時間を、このアルバムに向き合うのに費やしては貰えないでしょうか?

そういうレベル、そういう覚悟で臨むべき情報量のアルバムです。

えーと、ちょっと冷静になりますと、このアルバムのブックレットには、1曲ごとに一枚の絵とひとつの物語が添えられています。それが7つ集まって、死と記憶の物語、少年と少女が再び出逢うまでの物語、が形成されているわけですが、それそのものの是非は置いておいて(好みもあるでしょう)、インストバンドが、聴き手に解釈を委ねることを捨てた、というのが凄いと思います。音楽以外に曲に関する情報を用意したことで、完全に逃げ道を断った、と僕は感じました。「えー、なんかイメージと違う」この一言で、このアルバムの全ては否定されてしまうと思うのですが、そこに敢然と立ち向かった、そんなバンドの勇気と自信が素晴らしい。

しかして、表現のレベルをここまで上げて、この先どうなるんだ、とは思います。僕のこんな予感なんて軽く飛び越えてくれるのでしょうが…

2009年3月14日 (土)

3.10 黒沢健一@仙台CLUB JUNKBOX

01. NEW WAYS TO SEE THE WORLD
02. Feel it
03. Scene39
04. POP SONG
05. Silencio
06. Maybe
07. 方舟
08. Grow
09. SOUL KITCHEN
10. Rock'n Roll
11. TOO LONELY TO SEE
12. ALL I WANT IS YOU
13. 遠くまで
14. CHEWING GUM
15. プラスティック・ソング
16. LAZY GIRL
17. Do we do
18. LAND OF RICHES
EN
19. TILL YOU SEE ME THROUGH~LIME LIGHT
20. Somewhere I can go
EN2
21. KNOCKIN' ON YOUR DOOR

というセットリスト。

まず、今回のツアーバンド、どう考えても過去最高のクオリティを誇っています。何より、みんな待ってたベースの木下の参加はデカイですよね。curveとかあったけど、やっぱりこの二人が揃ってL⇔Rの曲をやるってのは非常に感慨深いものがあります。そこを抜かしても演奏の完成度は過去のツアーと比較にならないくらい良かったと思いますが。

ギターが健一だけっていうので少し不安になった部分もありましたが、全然問題なかったですね。KEYの果たした役割も大きかったでしょうが、LIME LIGHTで見せた狂気の淵にいるようなサイケデリックな演奏は、もう口あんぐりでしたね。盤では聞き易く、それでいてマニア受けするような音への拘りを見せる健一ソロですが、ライブではここまでドロドロとした演奏を披露するとは、誰も予想できなかったのではないでしょうか。

そしてやはり、客電点いた後でのダブルアンコール、まさかまさかもう一度この曲が生で聴ける日が来るなんて…。130万枚以上売り上げた曲が、僅か200人足らずのライブハウスで聴けることって他にあるでしょうか。

もう満足を通り越して衝撃のライブでありました。ツアーはまだ終わっていないので、見てない人は行った方がいいですよ。

2009年3月 9日 (月)

Focus/黒沢健一

41jkruazyhl_ss500_ 至高のポップアルバム。

黒沢健一が、稀有な才能を持つシンガーで、メロディメーカーであることは今更言うまでもないことですが、ここまで端整な完成度の高いポップアルバムを出してくるとは正直思っていませんでした。

間に色々なバンドやユニットで活動していたのでそこまで待たされた感はなかったのですが、なんとソロ名義としては7年ぶりのオリジナルアルバムということで、その年月も(前作の頃生まれた子が小学校に入るんですよ!)今作のどこか達観したような佇まいに影響を与えてるのではと思います。

全11曲35分という絶妙なボリュームも、何度も繰り返し再生ボタンを押させてくれます。

一家に一枚、そういうアルバムです。

2008年10月27日 (月)

10.25 Sigur Rós@新木場studio coast

色々と想像と違っていた部分もあり、100%期待通りというわけではありませんでしたが、それでも圧倒的な個性を持ったバンドであるということを肌で感じることは出来ました。

ボーカルの喉の調子が悪そうだったのと、演奏中にちょろちょろ移動するうざったい客と「見えない見えない」と喧しい客が残念でしたね、特に客の方。客の入りが多いライブに行くと多かれ少なかれ感じることがある現象なのですが、今回特に酷かったように感じます。「見えない」とか文句つけてる奴はいい番号とる努力を少しでもしたんですかね。

音に関しては、轟音パートがもっと迫力欲しかったな、という感じ。ギターもう一本あってもいいんじゃないかなと思いました。ボウイングしてるほうの不穏なディストーションは凄くかっこいいのでソレを支えるしっかりした轟音があったらいいのになあ、と思いました。リズム隊は言うことなかったと思います、特にドラムはこれ以上を望めないくらいの人ですね、素晴らしかった。

演出面は凄く良かったですね。シガーロスの音楽というとシリアスなイメージがあったのですが、本編最後の曲での物凄い量の紙吹雪には笑ってしまいました。そういうのをシガーロスに求めているわけじゃないって人は僕も含めて多かっただろうけど、あれはあれでアリかとも思ってしまいました。

80分という決して長くは無いライブでしたが、はじめてのシガーロスということを考えると概ね満足でした。ただ、次はやっぱりホールがいいですね。遠征も視野に入れることにします。

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